爪甲下角質増殖症という病気を知っていますか?
爪の病気は多く、あまり知られていないのですが症状がかなり悪化する病気もあります。
指の爪には様々な菌が付着しているため、傷などができると小さい傷でもそこから菌が入り込み、そこが炎症してしまうことも少なくないのですが、爪甲下角質増殖症という病気は、爪が分厚くなりやがて落ちてしまう症状をいいます。
足の指に症状が出てくることが多く、水虫菌などが原因となって引き起こされる事もあるので、もしも症状に気が付いたら皮膚科で見てもらう方が安心です。
悪化して炎症がひどくなるとそこから出血し、そのほかの菌によって感染症を起こすこともあります。
水虫菌の場合、かゆみがかなり強いので、それによって気が付くこともありますが、初期は症状がなく、進行も急激なものでは無いので気が付いたときにはかなり悪化している状態という事も少なくありません。
爪甲下角質増殖症になってしまう要因とは
最も多い原因は水虫菌、乾癬などといわれていますが、別の菌が原因となって起こる事もあります。
足の指などにこうした病気が多いのは、靴下、また靴に覆われていることが多く、常に湿気の多い状態となっているからです。
湿気があり靴下などをはいて一定の温度よりも高い温度になっていると、水虫菌などの菌類の温床となります。
爪が分厚くなり最終的に悪化すると爪が取れてしまう事もあるので、足の異常は早めに皮膚科などにいき、しっかり対処することが大切です。
高齢者にもよくみられる病気で、加齢によって抵抗力、免疫力が落ちていることが原因で、若い時に何ともなかった菌類に感染してしまうという事もあります。
常に清潔にする、湿気た状態で長時間過ごさないなど考えると予防する事もできるでしょう。
どのようにして治療するのか
爪甲下角質増殖症は、常に足を清潔に群れた状態を作らないという事が予防策となりますが、この病気になってしまった場合も、足をきれいに常に清潔にしておくことが大切です。
それによって菌類が繁殖しにくい状態を作ります。
抵抗力や免疫力を向上させるために睡眠時間を適度にとり、血流がよくなるように、適度な運動を継続的に行います。
食事についても、バランスのいい栄養価の食事を1日3回、しっかりとよく噛んでおいしくいただくことが重要です。
生活習慣も大きく影響しますし、ストレスによって血液の流れなどが悪くなっていると悪化するという事もいわれていますので、ストレス解消の術を持っておくことも大切でしょう。
もしも症状があるようなら気が付いたときに放置せず、悪化する前にしっかり皮膚科にいき、専門家に診てもらい原因を突き止め、その菌など原因に合った治療を行いましょう。